最速ジャンプダイブ復帰のやり方
最初の動き出しでジャンプダイブ復帰を使うことがありますが、Aボタン最大のジャンプからのダイブ復帰では遅くなることが多いです。
そこで今回は『最速(最小)でジャンプダイブ復帰をするにはどうしたら良いのか』を解説します。
- 斜面などではなく平地でのジャンプダイブ復帰を前提とします。
- このテクニックをマスターすると、例えば『さむいさむいマウンテン かくれスーパーカベキック』の最初などで活かせます。
- 上級者向けのテクニックなので、初心者の方にはちょっと難しいかもしれません。
基礎知識
ジャンプした後にBボタンを押すと『ジャンプキック』か『ジャンプダイブ』のどちらかのアクションへ変化します。
ある程度マリオ64をプレイした方なら「速度が十分あるとジャンプダイブ、速度が足りていないとジャンプキックになる」と気づいてると思いますが、具体的な速度の境界線をご存じでしょうか。
答えは……正面への速度が28以上かどうかが境界線になっています。※28ぴったり(28.00)だとジャンプキックになります。
この後最速ジャンプダイブ復帰のやり方を紹介しますが、この速度値が登場するので絶対覚えておいてください。
最初の動き出しで最速ジャンプダイブ復帰するには?
マリオ64では、基本的には歩いているフレームが少ないほど速いタイムが出ます。
つまり、最初の動き出しで最速ジャンプダイブ復帰を狙う場合は、
- 1フレーム歩いて2フレーム目で一段ジャンプを出す
- 一段ジャンプ着地寸前で速度28になる
- 着地と同時にダイブを出す
- 次のフレームで復帰
となるのが理想です。
これを実現するには、『ダイブ復帰の入力』『ジャンプ時に何フレームAボタンを押せば良いのか』の2点を知っておく必要があります。
ダイブ復帰の入力
最速ジャンプダイブ復帰をするには、ダイブ復帰時の入力がとても重要です。(入力の仕方を知っていないとできないため)
ジャンプダイブの場合、Aボタン・Bボタンどちらでも復帰できるのですが、最速ジャンプダイブ復帰をするにはAボタンで復帰しなければなりません。
どういう意味なのか……、説明しましょう。
先ほども話した通り、最速ジャンプダイブ復帰では着地寸前にダイブを出すことになります。ダイブはBボタンですよね。
ダイブ(Bボタン)した後にBボタンで復帰をしようとするとB→Bと続くので、ゲームは「Bボタンを押しっぱにしているだけだな」と判断して復帰してくれないのです。
B→無入力→Bにした場合は、復帰はできるものの最速復帰ではないのでロスになります。(煙が出ます)
だから、Aボタンで復帰する必要があるわけです。B→Aと続くことになるので『BA復帰』なんて言われ方もします。
さて、このB→AをN64コンでどうやって入力するのかですが、代表的な入力方法が2つあります。
どちらも少し不思議な指の使い方をするので練習が必要です。オススメは1の方法ですが、両方試してみて自分に合ったほうで良いと思います。
1. 右手の親指の腹でAボタンを押す方法
ダイブを出す時のBボタンは右手の親指の先で押します。
その後、親指の腹をコントローラにくっつけてAボタンを押します。
この方法のメリットは、ボタンから指を離さないことから、復帰に失敗しても即AorBボタンを押せることです。
2. B→Aと上から流れるように押す方法
ダイブを出す時のBボタンは右手の親指の先で押します。
その後、親指の先をすぐにAボタンへ移動してください。
この方法は1の方法と違い、ボタンから一度指を離してしまうので、復帰に失敗すると即AorBボタンを押せません。
ジャンプ時に何フレームAボタンを押せば良いのか
『1フレーム歩き6フレームジャンプ』と『2フレーム歩き5フレームジャンプ』の2通りあります。
1フレーム歩き6フレームジャンプ
最初の動き出し(1フレーム目)は歩き、2フレーム目でジャンプを出します(Aボタンを押します)。
スティックを進行方向へしっかり倒したままAボタンを6フレーム押すと着地1フレーム前に速度28となります。(画像では残機が速度になっています)
速度28の時にBボタンを押すと(ダイブを出すと)、次のフレームでダイブ状態になります。
そしてその次のフレームでAボタンを押すとすぐに復帰ができます。
2フレーム歩き5フレームジャンプ
実は2フレーム歩きでも最速ジャンプダイブ復帰をすることができます。
2フレーム目まで歩き、3フレーム目でジャンプを出します(Aボタンを押します)。
スティックを進行方向へしっかり倒したままAボタンを5フレーム押すと着地1フレーム前に速度28となります。(画像では残機が速度になっています)
速度28の時にBボタンを押すと(ダイブを出すと)、次のフレームでダイブ状態になります。
そしてその次のフレームでAボタンを押すとすぐに復帰ができます。
むすび
基本的には『1フレーム歩き6フレームジャンプ』を狙って、失敗した時に『2フレーム歩き5フレームジャンプ』を狙うと良いと思います。
厳密に言うと両者には速度などに違いがあるようですが、人間が意識するような話ではないので、無視して良いでしょう。
ちょっとでも動きを良くしたい方は、ぜひ最速ジャンプダイブ復帰をマスターしてみてください!