【マリオ64 RTA】BitDW しあサイクル解説
本記事は、2019年3月11日に行なわれた『マリオ64 RTA技 DW赤コイン シアサイクル解説』の講義の要点をまとめた記事である。
講師は"がみる氏"で、自身のRTAの経験から「しあサイクルに間に合わせるために意識するべきポイント」を解説している。
やりやすいスティック入力やカメラの使い方なども解説されており、しあサイクル以上を狙いたいプレイヤーにとっては、とても価値のある講義となっている。
本講義は上級者向けに行なわれたものなので、基礎情報(どれがどのサイクルか、共通パートなど)は既知である前提となっている。
本スターの概要を知りたい方は『やみのせかいのクッパ 赤コインスター』を確認してほしい。
- 1. はじめに (講義時間 00:00~05:18)
- 2. 最初の視点作り (講義時間 05:19~08:39)
- 3. 紫スイッチを踏むまで (講義時間 08:39~10:00)
- 4. 赤コイン1枚目到着まで (講義時間 10:00~11:45)
- 5. 赤コイン2枚目到着まで (講義時間 11:45~14:38)
- 6. 赤コイン2枚目到着~回転リフトまで (講義時間 14:38~22:04)
- 7. 回転リフトまわり(講義時間 22:04~25:25)
- 8. クリスタル地帯 (講義時間 25:25~26:38)
- 9. 卵焼きまわり (講義時間 26:38~27:55)
- 10. 赤コイン5枚目6枚目 (講義時間 27:55~32:20)
- 11. 最後に (講義時間 32:20~37:19)
はじめに (講義時間 00:00~05:18)
シゲルサイクルとしあサイクルの差は1.x秒程度であるため、無理して取り入れる程ではない。
最初の視点作り (講義時間 05:19~08:39)
最初はマリオと紫スイッチが最短距離となるような視点を作る。
理由は、以下で紹介する視点を作ると、最短距離で紫スイッチを踏むことができるようになるためである。
(1) 暗転が明けきる前に、C左と下を同時押し。
(2) (1)の直後、マリオ視点(Rボタン)とC下を同時押し。
注意点:視点が完成するまではスティックを触らないようにする。(カメラが回らなくなってしまうため)
(3) マリオが地面に着地したあたりで視点が完成する。このタイミングでスティックを真上に入れる。
紫スイッチを踏むまで (講義時間 08:39~10:00)
最短距離で紫スイッチを踏んだので、動き出し~紫スイッチの道筋を戻っていけば、最短距離で赤コイン1枚目側に戻ることができる。
紫スイッチを踏んだ後、真下に幅跳びを出してからジュゲム視点に戻すようにする。こうすることで、真下に戻るのではなく、斜めに移動しながら戻ることができる。
注意: マリオの角度が変わってしまうため、真下に幅跳びを出す前にジュゲム視点に戻してはいけない。
赤コイン1枚目到着まで (講義時間 10:00~11:45)
幅跳び出してからジュゲム視点に戻す。
赤コイン2枚目到着まで (講義時間 11:45~14:38)
反転を出した後は縦の視点にする。ここの反転は、次の動きを真上で済ませるために左上よりも左を強めにする方が良い。
次のダイブは、あまり早く出し過ぎないようにする。(一番低い足場に確実に乗るため)
赤コイン2枚目到着~回転リフトまで (講義時間 14:38~22:04)
しあサイクルを狙うためには、赤コイン2枚目まわりの動きが最も重要である。ダイブ復帰+ジャンプダイブのアプローチだとしあサイクルが成功しやすくなる。
赤コイン2枚目まわりのやり方は以下。
(1) 幅跳びを出した後、マリオ視点(R)とC下とC左を同時押し。
この時のスティックは、(マリオの影を見て)若干左に寄っていたら真上より若干右に倒す。右寄りだった場合は真上入力にし着地位置を調整する。
(2) マリオが真上に歩いたのを確認したらBでダイブしてBで復帰(煙が出る)。BA復帰でも箱に乗ることはできるが、BB復帰のほうが速度が程よく落ちて箱に乗りやすくなる。
(3) ダイブ復帰後の空中は、真上入力ではなく右上(右上と真上のくぼみの間ぐらい)に入力する。
右上に進んだ場合、箱の上で大回りできるため歩くフレーム数を稼ぐことができる。これにより、『ジャンプダイブを出せずに落下』というミスが減る。
(4) 箱に乗ったら左上くぼみの入力にする。足場ぎりぎりでジャンプを出すと同時にジュゲム視点に戻す。
(5) ジャンプした後のダイブは早く出しすぎないようにする。(早すぎると下に落ちてしまうため)
(6) 最速のダイブ復帰を出して、慣性JKから三段ジャンプ壁キックをする。そして回転リフトに乗る。
しあサイクルを狙いたいなら、上記のやり方をよく練習してほしい。
【追記】赤コイン1枚目後のダイブ中にマリオ遠目視点、その後の幅跳び直後にc左を押す、というやり方のほうが良いかもしれない。
回転リフトまわり(講義時間 22:04~25:25)
慣性JK時の視点は正面視点がオススメ。(慣性を確実に残すようにするため)
三段壁キックは、なるべく上の位置で壁を蹴る&最速で壁を蹴るようにし、確実にリフトに乗れるようにする。
リフトに乗った後は、そのまま二段ダイブを出すのではなく、少し歩いてから真左一段ダイブにしたほうが良い。
角度が少し上に向いているため、二段ダイブだと上にいきすぎてしまうからである。
講義で使用している動画ではやっていないが、一段ダイブ前にC右を押して斜めのカメラにするほうがより良い。(クリボーの位置を確認できるため)
クリスタル地帯 (講義時間 25:25~26:38)
赤コイン近くにいるビリキューは無理やりでも避けたほうが良い。
回転リフトで早いリフトに乗れた段階でしあサイクル余裕ペースとなっているため、ビリキューを無理やり避けてもしあサイクルに間に合わせることができる。
卵焼きまわり (講義時間 26:38~27:55)
しあサイクルに間に合うかどうかの見極める方法が存在する。
小島へ幅跳びを出すタイミングで、卵焼きの足場が緑色の足場と離れていれば間に合う。(以下の画像)
逆にくっついていたらしあサイクルにはほぼ確実に間に合わない。
RTAでは、卵焼きと緑色の足場がくっついていたら、シアサイクルは諦めた方が良い。
小島のビリキューも当たりそうだったら避けたほうが良い。
赤コイン5枚目6枚目 (講義時間 27:55~32:20)
卵焼きの足場の赤コインまで、あまりにも早いとジャンプダイブ後に回転床に乗れずに落ちてしまう。
回転床に乗れるかどうかを見極める方法が存在する。
卵焼きの足場へのジャンプキックで、キックを出した時に卵焼きの足場と台形の足場が完全にくっついているかどうかに注目。
くっついている場合は早すぎるため回転床に乗ることができない。(講座で使用した動画はギリギリだった)
もし、卵焼きの足場と台形の足場が完全にくっついていた場合は、ジャンプダイブではなく二段ジャンプキックで赤コイン6枚目を取る方法が良い。
このパートでのオススメ視点は縦視点。縦視点にすることでマリオのジャンプダイブの角度が見やすくなる。
早すぎてジャンプダイブ復帰後に回転床に乗れなそうな時は、最終手段としてダイブ復帰で煙を出すという方法がある。
最後に (講義時間 32:20~37:19)
最後最速壁キック2回前提で、完璧に通せたしあサイクルのスター取得タイム(カメラ×)は45秒台である。極めたい人はここいら辺のタイムを目指すのが良いかも。