【初心者向け】よくある質問

マリオ64RTA始めたての方が、必ずといっていいほど疑問に思うことを質問形式でまとめました。

大きく分けて『汎用的な質問』と『16枚RTA固有の質問』の2つがあります。

汎用的な質問

Q1. どういうスター順でルートを覚えていけばいい?

代表的な習得方法として『1つのスターを通せるようになったら次へ行く方法』があります。

例えば、16枚RTAの通常ルートの場合、最初に取るのは『ボムへいのせんじょう ワンワンのいぬごやで』スターです。

なので、まずはワンワンスターをミスなくできるようにし、できるようになったら次のスターへ進む、という感じです。

注意点は以下2つです。

  • 身の丈にあったルートを選択すること
  • 100点満点まで頑張らず60点で合格とすること

身の丈にあったルートを選択すること

例えば、『ボムへいのせんじょう ワンワンのいぬごやで』では『新ボム』と呼ばれるテクニックが登場します。

このテクニックは、16枚RTA(通常ルート)の中でも5本の指に入るぐらい難易度が高いのに対し、12秒程度しか短縮できません。

つまり、難易度に対しタイム短縮量が見合っていないテクニックなのです。

なので、最初のうちは杭押しルート(正規ルート)を覚えるだけで十分だと思っています。

難易度の高いルートは、マリオの操作力が上がれば自然とできるようになるので、まずは各スターごとに身の丈にあったルートを選択しましょう。

100点満点まで頑張らず60点で合格とすること

上位プレイヤーであっても、個別スターごとに『100点満点』の動きやタイムを出すのはかなり難しいです。

ということは、初心者の方が『100点満点』を目指したら……、途方もない時間がかかると予想できますよね。

それよりは別のスターを習得したほうが効率が良いので、60点(妥協点)で切り上げて次のスターへ進むことをオススメします。

 

Q2. どうすればマリオをうまく動かすことができる?

この質問は、初心者が質問する場合と上級者が質問する場合とで回答が変わる質問になります。

初心者に対しては、『できる限りくぼみ入力を使うこと』が回答になります。

NINTENDO64のコントローラは、スティック部分が八角形の形をしていますが、これをくぼみと呼んでいます。

このくぼみにはめる入力が『くぼみ入力』です。(詳しくは『基本テクニック』をご覧ください)

3Dstick

初心者のうちはスティックがふらふらしやすいのですが、くぼみ入力を使うと、決められた方向にしっかり入力できるためふらふらすることがなくなります。

一昔前は、『くぼみ厨』と呼ばれる、どんなスターでもくぼみ入力で済ませようとするプレイヤーが一部にいました。

 

Q3. なんとなく通せるようになったけど安定しない。どうすればいい?

(初心者~上級者問わず)入力を言語化することをオススメします。

言語化すると、その言語化通りにマリオを動かせるかどうかの勝負になり、動きが安定しやすくなります。

例. バッタンキングのとりで とりかごへストーン

初心者向けのスター解説で紹介しているのは

  • フーコに掴まったら真右入力
  • 奥にある巨大なポールを通り過ぎる手前でニュートラル

という言語化です。この入力が完璧にできればうまくいくし、できなければ失敗になりやすいです。

whomps-fortress-star5-6 whomps-fortress-star5-7

各スターごとに、このような言語化「〇〇のタイミングで〇〇(入力)をする」「○○を目印に〇〇(入力)をする」をできる限り行ないましょう。

 

Q4. 『セーブしないでつづける』はやったほうがいい?

スターを取り終えた後、セーブ画面で『セーブしないでつづける』を選択するとセーブ処理のラグを回避できます。

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この質問は「『セーブしないでつづける』を選択したほうが良いか」という質問になりますが、結論としては初心者のうちはやらなくて良いです。

理由は以下3つのデメリットがあるからです。

  • 『セーブしないでつづける』を選択するまでにロスする可能性がある
  • 『セーブしないでつづける』選択後のマリオの動きが少し難しい
  • 間違えて『セーブしておわる』を選択してしまう可能性がある

どうしても使いたい方は、マリオをすぐに動かす必要がないセーブ画面で使うことから始めましょう。

例1. 1枚目のスターを回収した後のセーブ画面(1枚目のテキストが表示されます)
例2. やみのせかいのクッパ終了後のセーブ画面(カギをしまうモーションがあります)

 

Q5. 3Dスティックが滑って操作しにくいんだけど……

実は多くのプレイヤーが『指サック』を使ってプレイしています。指サックを使うと、3Dスティックが滑りにくくなり、操作しやすくなります。

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つけると逆に操作しにくくなる指サックもありますので、オススメの指サックを『クッパを回しやすくするための物理的な工夫』に書きました。

このページでは、クッパ回しの物理的な工夫として『指サックを使うこと』を挙げていますが、通常のマリオの操作でも指サックはかなりの効果があります。

 

Q6. ケーブル分配するメリットは何?

ケーブル分配というのは、ゲーム画面をPCとテレビの両方に映す行為を指します。

分配することで、入力遅延が小さいテレビでプレイできるようになります。

※入力遅延とは: 例えば、Aボタンを押した場合、ゲームにその入力(A)が反映されるまでの時間を指します。

PCに取り込んだゲーム画面は入力遅延が大きいので、本格的にRTAしているプレイヤーのほとんどが分配しています。

分配のやり方は『パソコンにゲーム画面を取り込む方法』をご覧ください。

 

Q7. 技名にポケモンの名前が多い理由は?

技名にポケモンの名前が使われたのをきっかけに、その名残でポケモンの名前を使うようになりました。

おそらく最初に名付けられたのは、『てんくうのたたかい!』で使う『サイドン』です。

『サイドンのつのドリルぐらいの成功率しかない』という話から『サイドン』になりました。

 

Q8. どうやって入力や処理落ちを表示しているの?

そういう特殊なツールを使っています。

取り扱いが難しいツールなので、当サイトでは紹介する予定はありません。

 

Q9. スターを下から取る時にヒップドロップを使う理由は?

マリオ64では、スターを取った瞬間からダンスが始まるのではなく、スター取得後のカメラ×からダンスが始まります。

ヒップドロップでスターを取ると、ただのジャンプで取るよりも速く下降するので、その分速くカメラ×になります。

(スターによってヒップドロップを使ったほうが良いかが変わるので、「ヒップドロップを使えば絶対速い」というわけではありません。)

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16枚RTA固有の質問(初心者向け通常ルート前提)

Q1. どういう基準で取るスターを選んでいるの?

基本的に速いタイムで回収できるスターを選んでいます。

『基本的に』の意味は、例えば通常ルートの場合、

  • スター枚数制限扉(例. やみのせかいのクッパの8枚スター扉)を突破するために、その枚数分は何かしらのスターを集める必要がある
  • ステージに入るまでの城内移動の時間も含めて考えないといけない

という理由から、最速で取れる順に15枚を選んでいるわけではない、という意味です。

 

Q2. 1ステージ内で取るスターの順番は固定?

固定ではないものの、以下の2つのルールを考慮するとほとんど固定になります。

(1) ミッションの仕様的に取れないスターは後に回すこと

例えば、『バッタンキングのとりで』は、以下の仕様からスター順がほぼ固定になります。

  • 『とりでのてっぺんへ』は『いかりのバッタンキング』をクリアしないと取れません。
  • 『とりかごへストーン』で使うフーコ(フクロウ)は『とりでのてっぺんへ』をクリアしないと出現しません。

(2) リカバリに使えるスターを後に回すこと

例えば、『バッタンキングのとりで』の『たいほうでひとっとび』は、『たいほうでぶっこわせ!』のリカバリに使えるので後回しにします。

初心者向け16枚RTAガイド』で紹介しているチャートは、(1)(2)を考慮した順番になっております。

 

Q3. 通常ルートとLBLJルートは何秒差?

※LBLJを知らない方は『よく使われる技名まとめ』をご覧ください。

取るスターにより差が変わるので一言で「〇〇秒!」ということはできませんが、一般的にはLBLJルートのほうが30~40秒程度速いと言われています。

LBLJが速い主な理由は以下になります。

  • やみのせかいのクッパを最初にクリアすることで、地下ステージの速いスターをより多く取れるようになるから
  • 入るステージが減る分、ステージを移動する手間が減るから
  • 『さむいさむいマウンテン』などの扉で起こる扉解放アニメーションをカットできるから

 

Q4. 地下のステージ順はどうすればいい?

最初のうちは『ファイアバブルランド→あっちっちさばく→やみにとけるどうくつ』が良いでしょう。

最速は『あっちっちさばく→ファイアバブルランド→やみにとけるどうくつ』ですが、あっちっちさばくへの移動が難しく、初心者だとロスになりやすいのでオススメしません。

 

Q5. どうして地下キノピオスターを途中で回収するの?

地下のやみにとけるどうくつ前には、スター12枚で出現するキノピオがいて、スターをくれます。

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初心者向け16枚RTAガイド』で紹介したチャートでは、やみにとけるどうくつの途中で地下キノピオスターを回収しています。

その理由は、15枚目を地下キノピオスターにしてしまうと、15枚で出現するミップ(ウサギ)が出現しないからです。

(一度ロードをまたぐことでミップが出現します)

 

Q6. ウォーターランドの潜水艦スターを練習しようとしたら潜水艦が無いんだけど

ほのおのうみのクッパ(第2クッパ)をクリアした後は、どのミッションを選択しても潜水艦が無い状態になります。

潜水艦スターを練習するために、ほのおのうみのクッパをクリアする前のデータを残しておくと良いでしょう。

 

Q7. さむいさむいマウンテンのスライダースターは取らないの?

(昔マリオ64RTAをよく見ていた人向けです)

2014年10月に『WF たいほうでぶっこわせ!』のセットアップが登場したことにより、CCMのスライダースターは初心者チャートからも除外されました。

昔のマリオ64RTAしか知らない人は、あらためてチャートを覚え直したほうが良いかもしれません。

 

Q8. どうして16枚なの?

  • 扉抜けに必要なミップ(うさぎ)の出現条件がスター15枚
  • 扉抜けの後、潜水艦スターを取らなければならない
  • 潜水艦スター以降は、BLJを使えばスターを取らずにクリアできる

以上3点から、15+1で16枚になります。