ワンスターRTA
ステージに入ってからある特定のスターを回収するまでのタイムを競うRTAです。『ワンスター』と呼ばれることが大半です。
スターを回収する以外にも、
- クッパステージにて土管inまでのタイムを競う(クッパステージ単体)
- クッパバトルにてカギor大スターを取得するまでのタイムを競う
というのも、ワンスターRTAに含まれています。
人間では決めるのが困難なテクニック・バグ技や、尋常でないレベルの最適化が要求されるため、上位プレイヤーの中の一握りしか世界記録が出せないようなカテゴリとなっています。
ルールの詳細は『Usamune Hello Work – Rules』をご覧ください。※ルールに則っていない記録は受理されませんのでご注意ください。
特徴
- バグ技に一切の制限が無いのはもちろんのこと、『大砲』『帽子』『四段ジャンプ』といった特殊アイテムの使用も許可されています。
- ゲーム内タイムではなくリアルタイムを競うため、処理落ち回避も重要になってきます。
- フレーム単位で同じタイムなら『世界記録タイ』、1フレーム以上速ければ『新世界記録』となります。
- NINTENDO64(実機)限定のカテゴリとなっています。(エミュレータでの記録は参考記録扱いとなります)
- 『Super Mario 64 Singlestar』に記録集があります。
★ 補足: 新記録の呼び方について
秒数1桁目が旧世界記録と同じ新記録は『TWR(Tied WR)』と呼び、異なる新記録は『UWR(Untied WR)』と呼びます。
- 例. 旧世界記録 15.04秒 ⇒ 新世界記録 15.01秒なら『TWR』
- 例. 旧世界記録 15.04秒 ⇒ 新世界記録 14.97秒なら『UWR』
この他、「エミュレータ記録は越せていないが実機では最速記録」を『TCR(Tied Console Record)』『UCR(Untied Console Record)』と呼ぶこともあります。
メインステージの計測方法
ミッションを選択した後の明転明けで、[画面が乱れる]or[薄っすらマリオが見える]フレームを0.06秒(2フレーム目)として計測を開始します。
スターにタッチしたフレームで計測終了となります。
一般的に最初のマリオの動き出しは1.36秒となりますが、ステージによって微妙に違ったり、ステージin時に処理落ちがある場合もあるので、ご注意ください。
計測開始フレーム・終了フレームの例は以下の通りです。
例. バッタンキングのとりで
例. やみにとけるどうくつ
例. チックタックロック
クッパステージ・シークレットステージの計測方法
ステージ入場後、初めて暗転が明けたフレームを0.06秒(2フレーム目)としてタイムを計ります。
スター・カギ・大スターを回収する場合、スター・カギ・大スターにタッチしたフレームで計測終了となります。
スターを回収しないクッパステージ単体の場合、初めて暗転となったフレームで計測終了となります。
計測開始フレーム・終了フレームの例は以下の通りです。
例. ピーチのかくれスライダー
例. にじかけるはねマリオ
補足: ツールの使用について
現在のワンスターRTAでは、『GameShark・EverDrive-64』といったツールの使用は許可されています。
理由は以下3つあります。
- ワンスターRTAは任天堂公式競技ではなく、有志達が決めたルールに則った非公式競技であり、ワンスタープレイヤー間で公平なルールなら問題ないと考えているため
- リセット効率を上げることで、より激しい競争ができるようになるため
- リアルタイマー(コードのひとつ)の使用により、録画環境に依存せず正確なタイムを算出できるため